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関口諒さん理学療法士 勤務12年目

マニュアルや正解のない
仕事だからこそ
どこまでも可能性を追い求めたい

こちらに入職されたきっかけや決め手になったことを教えてください。

私は学校を卒業後、新卒でこちらに入職しました。就職先を考える際には「たくさんの経験が積める場所」という点にこだわりました。

こちらのクリニックは小児からシニアの方まで実に幅広い年齢層の方々がお越しになられており、扱われている疾患も整形外科領域から中枢神経に関する難度の高いものまで多岐に渡っています。

さらにはクリニックの外来だけでなく、訪問診療や通所でのサポート、ウェルネスジムなどの関連施設が併設されており、患者さんに対するケアのあり方ひとつをみてもさまざまな角度から学ぶことの多い場所だと感じこちらを選びました。

現在のお仕事内容やお持ちになられている資格について教えてください。

現在私は訪問リハビリを担当しています。実際に患者さんが生活されているご自宅にお伺いすることで、お困りになられている具体的な体の動きを正確に把握することができるうえ、機能に関する課題についてもその方の実生活に即した個別性の高いトレーニングのご提案ができることがこの訪問リハビリならではの強みです。

また、より安心安全な毎日を送るための生活環境を整えるお手伝いや、ご家族に対するアドバイスなども私たちが担う重要な仕事のひとつです。一人一人の思いやご希望にじっくりと耳を傾けながら、それを実現するために何ができるのか、最大限の試行錯誤が求められる現場でもあります。

患者さんと向きあう中で私が日々大切に考えていることは、「できるだけ制限を設けず柔軟な発想を持つこと」です。もともと看護や介護の世界にはさまざまなルールや制限が複雑に存在しています。それゆえ最初からできないと諦めてしまうことや壁にぶつかることも多くありました。それでも住み慣れたご自宅で、その方が自分らしく生きることを模索することは、何よりもその方の明日を切り拓く大きな原動力となるはずです。

だからこそ私たちは決して諦めず、さまざまな工夫やアイデアを柔軟に取り入れながらその方の思いを叶えるためにできることをただひたすらに探し求めてゆく姿勢が重要となります。あらためて挑戦することの価値ややりがいを自分なりに強く意識するようになりましたし、自分の持つ知識や技術をもっともっと高めたいという思いに駆られるようになりました。パーソナルトレーナー資格(NASM-PES)や救急法救急員の資格を取得したことも、そういった可能性を広げるひとつのきっかけとなっているように思います。

こちらに入職して感じるご自身の成長とは?

私は施設の立ち上げ期からこちらに従事しているため、行政との連携や近隣住民の皆さんとの関りあいなど、これまで幅広い分野の仕事を経験させていただくことができました。

例えば体操指導を通じては自分の身近な場所でそういった取り組みを必要とされている方がいかに多くいらっしゃるかということを肌で感じることができましたし、何かトラブルが起きた際にもその背景にある本質の部分に目を向けようと深く考えを巡らせられる自分に成長できたように思います。

特に施設の立ち上げの際には、病院の中から見える世界だけにとどまらず、どんどん外に飛び出して行って人と出会い、自分の手で結果を作り出す経験をたくさんさせていただけたので、発想の仕方そのものが以前の自分と比べて大きく変わったように思います。

これからの目標や達成してみたいことはありますか?

自分の持つ知識や技術をもっと磨いて、より質の高いケアのご提供をお約束したいと考えています。そういった思いもあって、2年前より個人活動としてのパーソナルトレーナーの仕事を並行して始めるようになりました。

例えば健康に対してさらに意識の高い目標を持たれている方へのプログラム作りやボディメイク、アスリートに対する運動指導などを通じて、あらためて身体の構造や機能に特化した高い専門知識や技術を習得することの重要性を痛感させられましたし、医療の考え方に基づくケアのあり方と柔軟な発想を取り入れることの両者のバランスについても真剣に考えるようになりました。

個人活動を始めてからというもの、以前にも増してクリニックで働く理学療法士としての自分の知識や技術をあらためて見つめ直すようになりましたし、悩みを抱えられている患者さんたちの思いにもっと寄り添い応えたいという思いが強まったように思います。もっと貪欲に、自分なりに学びを高めていくことが目下の私の目標です。

こちらのクリニックの強みや魅力、職場の風土について教えてください。

ここは自由度の高い働き方が叶えられるクリニックだと思います。私もパーソナルトレーナーとしての活動と両立させるために、現在は週4日勤務という変則的な働き方をさせていただいております。

スタッフ一人一人の興味のあること、「もっと突き詰めたい」「やってみたい」と思う気持ちをとても応援してくださる職場です。医師との距離感もとても近いので何でも気軽に相談できて安心ですし、スタッフ間のコミュニケーションも活発に行われているので職種の垣根を越えた強い絆を感じながら仕事に取り組めています。

山王リハビリ・クリニックを一言でご紹介すると?

「可能性の広がるクリニック」ですね。行政などとも連携が深く、地域の皆さんが本当に必要としていることは何かといつも真摯に考え続けているクリニックです。その熱い思いは中で働く私たちスタッフ側に対しても同じで、それぞれの自己実現に向けてできることを力強く応援してくださっています。ここは目標を持って学ぶ人が活き活きと輝ける場所です。ご興味のある方はぜひ一度お問いあわせいただければと思います。

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